独り言  アンプ偏

いつからアンプの理想は定電圧駆動になったのでしょうか。あれはスピーカーのインピーダンスがフラットの場合にだけ、成り立つ理論です。

昔、こんな事を言っているアームメーカーが有りました。『現在、世の中に出ているアームには欠点が有る。其れはレコードの反りや偏芯に対応している事である。レコードの偏芯や反りはレコードメーカーの責任において解決するべき問題であり、アームメーカーが感知すべきではない。当社のアームはレコードは反っていない,偏芯していないのを想定して作っているのでアームとして完璧である。』

これを聞かされて笑っちゃいましたね。これだから頭でっかちの理論派は困っちゃう。あんたの言っている事はこう言う事でしょって反論。

『現在作られている自動車の足回りは全て欠陥です、何故かと言うと道路に穴が開いていたり路面が凸凹しているのを前提に作っているからです。道路の問題は国土交通省(当時は建設省)の問題であり、自動車メーカーが前提として考える事柄ではないのです。我が社の作っている自動車の足回りは、道路は鏡のごとく平らなのを前提に作っていますから完璧です。』

だから言ってやりましたよ。僕の持っているレコード盤の反りと偏芯を完璧に治してくれたなら貴社のアームを使うって。

どんなに高価なオーディオ装置よりもレコードの方が偉いんですよ。所詮、其れを聞く為の装置に過ぎないんですから。

アンプも同じです。スピーカーはアンプにとってはとってもヤバイ負荷なのです。ネットワークが入ったらもうナニガナンダカ判らない負荷なんです。ですから定電圧駆動なんて謳っているアンプじゃ駆動できません。

定電圧駆動のアンプを見るたびに、あのアームを作った社長の顔が目に浮かびます。

そのアームのメーカー名ですか?

ウーン、僕の立場からは言いづらい・・・・・・・・・。

理論派のオーディオマニアに大受けしたアームとでも言っておきますかね。(笑)

低音の出ないガチガチで潤いの無い音を出していました。

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どうしても知りたい方にそっと教えます。

其れは・・・・・・SAEC  です。ダブルナイフエッジなんて言っていますが、軸受けを解る人なら使わない。