足回りにパワーが負けている。

エイプを乗り回して700km弱(実走行)。100ccとは思えない低速トルク。って書けば判りますよね、ハハ〜〜〜ンって。

そうです、低速トルクがタップリのエンジンは廻してもパワーは出ません。

つまり慣らし中の回転で満足していると、慣らしが終わってガッカリすると・・・・・・・。

エイプ100の場合、排気対策をキャブの侭でクリアーしました。カタログデーターを見ても対策前よりもパワーダウン。

エイプを走らせて、パワー不足を感じないシチュエーション。

ハイ、下りの連続コーナーです。此処を走ると楽しいの一言。大型バイクを追いまわせる素質十分。小径ホイールに対してトンでもディスク径のエイプ君。フロントのフルブレーキングなんて考えられなくて・・・(STよりも強力です。モチ、チューンSTのブレーキに対して)

でも登りに成ると・・・・・・・・・。

ピンキー君のDNAが我慢出来ない・・。

で・・・・・・・・・・。

練習用の購入が目的だったアペ君。エンジンチューンで長期休暇は許されません(浅川さんに叱られる、汗)。

でも、エンジンチューンがしたい(法定伝染病ですので僕には近付かない様に)。

答えは簡単、今のエンジンで練習をしながら別のエンジンを弄れば一挙解決。

と言う事でスペアエンジンです。

エッ。って写真で判ったらエイプエンジンの超マニア。

知っている通り、エイプには50と100が。こいつの違いを調べました(受験時代この位真面目に勉強したら落ちなかったのに・・・汗)。

僕の調べた範囲。

まず、5速の減速(正しくは増速、だって0コンマなんだもの)比。100は4速より離れている。

クラッチハウジングの違い。50に100のハウジングは組み込み可能。

クランクケースのシリンダー挿入ボアの違い(クランクケースボーリングで大丈夫)。

クランクケースのオイル通路の大きさの違い(此れも簡単に加工できる)。

今、100に乗っていて4速と5速の離れ過ぎが気に成っている(と言う事は50の5速を入れれば解決)。

クランクケースの加工をすれば100用のチューニングパーツは簡単に組める。

で、一番の問題点。世間での中古エンジンの相場。100は6万円を下らないのに、50は2万円台。

つまりクランクケースを割るまでのチューンが前提なら、50のエンジンを買ってクランクケースの加工をした方が安い。

しかもケースボーリング。メーカーの仕事よりシッカリしたチューン屋さんの方が絶対に良い仕事をする(大量生産のメーカー製は当たり外れが激しい)。

なんて夢の中の設計を始めて、50のエンジンベースの125なんて仕様を考えた。

そう成ると50のエンジンを手に入れないと喧嘩に成らない。

ヤフオクに網を張ったら、直ぐにヒット。手渡しもOKの文字。商品に自信の無い人は手渡しを嫌う。

そんなんで落札したのが写真のエンジン。

クランクケースカバーの痛み具合からも、走行は少ないのが判る(自信は無いけど・・・)。

まあ、腰上パーツとクランクは交換前提なので、ミッションさえシッカリしていればOKと言う、なんだかな・・・・・?

宅急便で届いたエンジンを持ち上げたら、僕の組んでいるアンプ(本職です)よりも軽いので、此れなら安心。

プラモを弄る感覚で、ノンビリ始めます。

 

2014.9.27

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与太話。

エンジンを一人でバラスとなると、エンジン重量は重要課題です。

要は一人で持てる重さ。エイプは弱体ピンキー君に優しいエンジンです。

昔SRを弄っていました。エンジン重量は50kg。一人で下ろすのには限界重量でしたね。

ヤハリ昔乗っていたスズキのGS750。こいつのエンジンは90kg・・・・。

知り合いのバイク屋さんで下ろして貰いましたけど、3人掛かりだったそうです。

今考えても、走行中股の下に重量物が有るって判るハンドリングでした。

エンジン重量が大きい、そう成ると其れを支えるフレームにも強度が要求されフレームも重くなる。

エンジン、フレームが重ければ・・・・・・・・。

と言う訳で雪だるま式に各部が重くなり・・・・・。

 

重量の軽いエンジン。全てに良い方向に働きます。

昔は散々乗っていた重量マシン。今は全然魅力を感じなくなって・・・・・・。

グラマンよりも赤とんぼ(笑)。