ホンダ目・・・・。

メンテスタンドを導入したのはブログの通りです。こいつを使うとメンテのし易さは・・・。

スタンドを上げてついチェーンの張りのチェック。その瞬間目が点。

先日調整をしてから一度も乗ってない。

現在の走行距離は1000km弱。

チェーンが部分伸びの症状を示すのです。

つまり、後輪を回すとチェーンがパンパンに張る場所と、適度な緩みの所。この症状はチェーンが寿命間近に良く見る症状。

要はチェーンの伸びが一定ではなく、伸びた部分と、それ程ではない所の場合起きます。

でも、走行1000km行ってないんだよ。いくらなんでも・・・・・?

で、チェーンにマーキングして伸びている部分チェック。ところがチェーンでのマーキングでは張る部分が一定じゃないんです。ハーーーー?

待てよ、ひょっとして・・・。

今度はドリブンスプロケ(後輪のスプロケ)のマーキング(33の刻印)を目印にチェックするとマークが車体前方を向くとチェーンが張り、後ろ向きに成ると適度な緩み。

コノヤロー、スプロケのセンターが出ていないじゃないか。

保障期間中なんだけど、買った店に見せるのも・・・(浅川さん以外の人には触られたくない)。

エーーイ、後輪を外して原因の解明じゃ。

メンテスタンドでアップしてあるので軽い軽い。

今回考えられる原因として、スプロケのセンターが出ていない(この場合は簡単、スプロケの交換)。

もう一つはヤバイ。ホイールのスプロケ取り付け用のスタットボルトのセンターが出ていない(この場合はホイールの交換)。

正直この辺をキッチリ理解してくれるバイク屋さん。浅川さん以外に知らない。

ホイホイと後輪を取り外す。バラしてまたもや目が点。ハブダンパーが無くホイールにスプロケが直付け。

更にホイールとスプロケ内周の位置決めが無くて、スタッドボルト3本だけで位置決め。

小型バイクだからって手抜きのし過ぎだよー(ハタカブで散々味わった、ホンダお得意の手抜き)。

スタッドボルトも3本。4本の方が精度良く作れるのに・・。

取り付けナット3個を外し、スプロケとスタッドボルトの位置関係のチェック。

兎に角甘い勘合で、ゆるゆる。要は取り付けの時に注意しないとスプロケのセンターは出ない(こんな部品精度では工場の組み立てでキッチリ組むのは無理)。

バラした序に、スプロケの穴位置の測定。3個の穴、スプロケの歯からの距離が0,2mmの差が有る。

ホイール側もセンターからスタッド位置、0,2mmの差が有る。

つまりどのスタッドとどの穴を組むかで可也の狂いが出る勘弁してよの精度です。

測定の結果で一番お互いの誤差を打ち消す組み合わせにして、更に穴のガタを利用して(ホントはやっちゃいけない)スプロケのセンター出し。

本当はシャフトを通してダイヤルゲージで調べないといけないんだけど、近々もう一度バラさないといけない問題点を発見したので、今回はこんなモノかな?精度で組み立て。

さて、ホイールを取り付け様としたら、キャリパーが巧く取り付けられない。要はホイールとキャリパー取り付けステーの穴の位置を合わせるのが兎に角巧く行かない。

参ったなー、キャリパーだけ外すようかな?でも片押しキャリパーは外すのが面倒。

で、アイディア。

アクスルシャフトを左側から差し込むのです。此れですと位置出しが簡単。キャリパーを外す事なく取り付け完了。

チェーンの遊びをチェックすると以前ほどは酷くなく、誤差範囲(でもゼロにしたい。普通のバイクでこんなの見た事無い)かなーーー。

で、近々もう一度バラすのが必要なネタは・・・・・。

ハイ、ホイールベアリングが両側とも死んでます。ハブダンパーが無いのでスプロケ側も1個のベアリングですので厳しい設計です。

面白いバイクなんだけどホンダ病はシッカリと伝染しているようで・・・・・・。

2014.10.20

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