JBL 2402

JBLのホーンツィーターです。有名な075のプロ仕様。外見を眺めても内部を見ても075との違いはホーンの色が黒いくらいしか見受けられませんが、なぜか音色は違います。どうゆうわけか、JBLのプロ仕様とコンシュマー用では明らかに意図したと思われる音の違いが有ります。

同じ物(型番は違うけど)どおし鳴き比べるとプロ用の方がおとなしい。逆に言うとコンシュマー用の方が派手で五月蝿い。

僕の好みはプロ用の方です。当時JBLは4種類のホーンツィーターを発売していました。075。其れのプロ用2402。077。其れのプロ用2405(4343に使われていましたね。)。僕は全種類買って見ました。

僕の一番のお気に入りは2402。いたって素直なツィーターでした(JBLとしては、笑)。シッカリとストックして置いたのに、なじみのお客さんにぶん取られて、もうそれっきり・・・・・・。

あんな程度のいい2402にはもうお目にかかれないでしょうね。

で、お約束のチューニング法。

裏のマイナスネジを外します。ゼロ戦のスピンナーの様なセンターのとんがり帽子が外れます。外す時に斜めはNG。ダイヤフラムに傷を付ける恐れが有ります。

さて、取り外しましたら裏側を覗いて見ましょう。ダイヤフラムと向き合う面の仕上げがギザギザ。切れ味の鈍った(そんな物ではなく全然切れない)バイトで削ったのがありあり。初期型の2402(075)はもっと奇麗でした。

この面を削り過ぎない様に、(手で触れて滑らか程度。切削痕がなくなったら削り過ぎです。あくまでもめくれた部分を取り除く程度です。)目の細かな(#600〜#800)サンドペーパーで仕上げます。

後は元の様に組み立てるだけ。

音を聞いたらビックリしますよ。音の粗さが殆どなくなっている筈です。JBLの魅力、アタック感は消えていません。

ついでに、外周に当たるホーンの方の面も仕上げましょう。(2402は塗装してあるので其の侭、必要なのは075)

もっと切れ味の良いバイトで加工をしてくれれば、こんな苦労はないのですが。

2007.6.14

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