405A

こんな事を書いたら、以外って思われるかも知れませんが・・・・・。

アルテックの数あるユニットの中で、一番好きなユニットです。

量販店で店長と言う立場を利用して、このユニット用のエンクロージャーを沢山作ったのです。

外見は、604−8Gの入っていた620Aにそっくりにスケールダウン。オリジナルスピーカーとして販売したのですね。

当時、オーディオ界はミニスピーカーの大ブーム。其処に一石を投じる意気込みでした。

当時乗っていたRX-7のカーステレオにも使用。

自宅では当時のメインスピーカー、タンノイの12吋ランカスターの上に乗っていたのです。

ある日、お客様の一人が、僕の家の音を聞きたい(当時、その様な方が沢山、笑)、と言う事で来られて・・・・・・・。

悪戯好きの僕は、タンノイを鳴らさないで、その上の小型システムの405を鳴らしたんですね。

ジャズを其れ成りの大音量で・・・・。

お客様、『タンノイでもジャズがこんなに鳴るんですね。』

僕はニヤッ。

実は・・・・・・・・・。

お客様ビックリ。とても10cmのユニットの音ではなかったのです。

其の時の装置。カートリッジはSPU、プリがオンライフのU-22、パワーがQRAD405を左右に1台ずつ。

音色の傾向は604系の音です。でも38cmの鈍さが無いのですから・・。

この辺は当時ゴロゴロしていましたので、もっていた405は全て友人の所へ・・。

その後405がHタイプへモデルチェンジ。

Aタイプとは、似ても似つかない改悪。

その後、405Aを探しているんだけれど見つからない。

もう一度、あの屈託の無い鳴りっぷり、味わってみたい・・・・。

2011.7.11

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追記。こんな物を作ったので、ブームのミニスピーカーは全然売れずに・・・・(大汗)。