ヒーター回路のアースは?
配線作業が始まりました。一番最初は・・・?
電源のACラインから始めます。まあ何処からでも良いんですけどね。僕の場合はです。
続いてヒーター回路。僕が一番嫌いな部分。退屈なんだもの・・(汗)。
とは言え何も考えないで配線しちゃ駄目ですよ。パワーアンプのヒーター回路(直熱管は除く)は片側をアースに落としますが何処で落としています?
電源トランスのB巻き線センターと繋いで一緒にシャシへ・・・・・。
まあ、それでも良いんですけどね(実用レベルでは)。でも電気的には正しくない。この辺の細かな気遣いが出来ないと小信号アンプは作れません。
一般アマチュアの方がパワーアンプは作れてもプリアンプ(勿論フォノイコライザー内臓)が作れない原因が此れなんです。
コンデンサーやトランスの音を彼是言う前に配線の基本を覚える。最短で良いアンプを作る道筋です。
電源トランスのヒーター巻き線。二組有るのは左右ch用。
とりあえず片ch。トランスからは単に引き出しているだけ。
パワー管のソケット(EL34)。上から来ている線がトランスから。下へ伸びているのは初段管(ECC82)への配線。
まだシャシへは落ちていません。
初段管のヒーター配線。此処で初めてシャシアース。4,5番ピンを繋いでいる配線(錫メッキ線)が直線ではないのに注目。
センターピンと9番ピン間も同じ。配線を緩めに繋いでいる。
9番ピンとラグ間も・・・・・。
全てソケットのブロング(金属端子)を自由に動く様にする為。
ソケットの足は固定しちゃいけないのです。
理由はBLOGに散々書いていますので探して下さい(僕も探すのがメンドイ、汗)。
反対chも同じ配線でOK。
アースポイントが2箇所に成りますが此れで良いのです。
2014.10.29