FR−66S
もう無いメーカーだから何を書いても良いよね(汗)。
ご存知FR-66S。巷ではプレミアム付きで売買されているらしい。そんな事も知らず、安値で売ってしまいました。要は、僕にとってその程度にしか値打ちが無かった。
出た当時¥120,000。僕の知っている限りで当時一番の高額アーム。量販店で仕事をしていましたから、社販価格で買えた(笑)。
と言っても高額なのには変わりは無い。当時の僕はオルトフォンのSPU-Aにくびったけ。
重量級アームが欲しい。RMA309でも良いのだけれど、他のカートリッジをテストするには難しいし(当時新発売のカートリッジは家に持って帰って試聴していました)。
プレーヤーはSP10-MKUを売り払い(音質に?)、マイクロの40cmターンテーブルを購入。
完成品のアームレスプレーヤーでしたから2本アームに出来なかったのです。
当時FRの営業マンとも親しくしていましたので、エイッ。
ターンテーブルも新調なので、音が変わったのは判ったけど、ターンテーブルの所為かアームの所為か判らない。
でも、何か変?全体に抜けが悪い。当時Aシェル用のアダプターを使っていた。これが拙いんじゃないの?
アームの位置を近くに変更。アダプター無しにした(これでもう普通のカートリッジは使えません)。
音が激変(勿論良い方向です)。でも変。フォルテッシモで音が割れる。SPUだもんナー。トレース悪いよなー。
でも、これでは困る。
藁おも掴む思いで、RMA-309を購入。
クッソー。全然割れない。66SではSPUは無理だってか・・。
さっさと叩き売り。
で、自分で店を出す事になった。アームは何を使おう?SMEはカートリッジの交換をし過ぎると壊れるし・・・。
丈夫さだけが取り得の66Sをまたもや購入(この時は値上げしていて¥150,000)。
結局、録に使わないでまたもや手放し。
基本的に、音に潤いが有りません。いたって無機質な音色です。もっとも僕が使った場合はですが。
2009.6.23