僕の作るターンテーブルは、駆動方式が変わってもシンクロナスモーター以外は使いません。これ以外のモーターではピアノが鳴らない。スケール感も小ぶりで箱庭に成ってしまう。サーボモーターなんぞを最初に使ったメーカーの試聴者は余程耳が悪いか、周りの装置が其の違いを出せない程々の物か・・・。

今現在、残念ながら良質のシンクロナスモーターの供給は閉ざされています。多極の回転の遅い物なら若干見当たりますが、4極となると、このモーター以外見当たりません。(もしその他に有りましたら、教えていただけますと、とても助かります。)

基本性能は良いのですが、いかんせん軸受けがベアリング。どうしても転がりノイズが出てしまいます。

転がりノイズも、アイドラードライブやベルトドライブの用にモーターをフローティングマウントをしていれば、其れ程の問題には成ら無いのですが、リジットマウントの糸ドライブですと、モロに聞こえます。マウントをフローティングにすれば問題は無いのですが、それでは糸ドライブの意味(立ち上がりの早い音)が無くなってしまいます。

ベアリングをメタル軸受けに改造できないか?

昔のモーターは、ネジで組み立てられ、分解可能でしたが、コストダウンの荒波にもまれたこのモーターは、圧入で組み立てられ、非分解。ベアリングをメタルに替えたいのですが、分解方法が判りません。

それには、モーターの構造が判らなければ、手の下しようが有りません。鋸で切ったり、旋盤で切ったりしながら、段々構造が判ってきました。これから書きますのはその改造方法です。

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