塗装は1液性のウレタンを使用します。兎に角塗料を良く吸ってくれる板ですので、目止めは必須。

目止め材と言いますと砥の粉が一般ですが、集成材には絶対に使ってはいけません。ナゼカと言うと集成材は水分を徹底的に嫌うのです。砥の粉をとぐ水がいけないのです。

ではどうするのでしょう?

塗料で目止めをするのです。最初からガンで塗装をしますと、どうしても塗料粘度は薄目。スタートは殆ど希釈していない塗料を刷毛で塗ります。兎に角塗料を良く吸いますから、何度も塗ります。

塗料と言うのは面白く、生乾きですと、溶剤に溶けますが、完全乾燥後は簡単には溶けません。つまりこの状態で完全乾燥迄、放置です。最低でも1週間は掛かります。この状態で放置するスペースが無いと出来ない作業です。

僕の所から板だけを買って行くお客様が何人かいますが、彼らの言い分は、どうやってもピンキーさんの塗った様な艶が出ない。

理由は単純です。手数が違うのです。一般家庭では不可能に近い事(奥様がいたらまず無理、笑)をやっているだけです。

塗料も普通に手に入るものです。

昔、有る人が行っていました。

塗装は、やる気、根気、天気だ。名言ですね。気短かは一番の大敵です。(でも、僕は短気です)

2007.3.14

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