QRKの修理が入って来ました。モーターの異音です。製造されてから20年近く、メンテナンスもしてもらえず、使用されて来たのですから異音が出ても当然です。プロ用機は確かに丈夫に作って有りますが、定期的にメンテを受けるのが前提での設計です。民生機はメンテナンスフリー等と謳っていますが、あれはメンテが出来ませんと理解した方がいいです。メンテをしないである程度使えるのが民生機。メンテをしないと其れよりももたない、でもメンテをすれば民生機の何倍も長持ちするのがプロ用機。僕はそう理解しています。

このような機械物の場合、定期的な給脂を忘れてはいけません。其れさえ怠らなければ、まだ使えた筈です。

QRK用のモーターはもう手に入りません。違うメーカーのモーターを取り付けるようです。でもこれが民生機でしたら不可能でしたでしょう。生産台数の少ないプロ機は、モーターも専用設計を使うのは珍しく、市販の汎用モーターを使っている場合が殆どです。良質なシンクロナスモーターは非常に少なくなりました。今回は、僕の糸ドライブと同じモーターを使う事にします。

裏返しにしないとモーターは外せませんので、軸受けを外します。真ん中に見える穴が、外した後で、その下に見えるプーリーがモーターシャフトです。このタイプはモーターとプーリーが外れませんので、プーリーも作らなければ成りません。

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