励磁電源の改造。

僕の愛用しているオイロダインは励磁タイプです。別に励磁の方が優れているとの思いから選んだのではなく、単に偶々巡り会ったに過ぎません。ですから、僕の周りのオイロダイン愛用者は皆パーマネントマグネットです。

励磁の方が優れている、と力説される方を時折見かけますが、其れも電源しだい。プアーな電源ですとパーマネントに負けてしまいます。余程の思い込みのない限り、パーマネントを選んだ方がシッカリとした音を出せるでしょう。

この大型電源で片ch分です。勿論コストも掛かっています。このコストがパーマネントタイプは要らなくて済み、其のコストを他に回せるのですから、断然有利です。

でも、励磁を手に入れてしまったなら、電源は避けて通れません。

電源は1ユニットに1台が必ず必用です。電源容量に余裕が有っても、兼用は音を台無しにしてしまいます。ナゼと思う方は実験をしてみて下さい。納得する筈です。

其の電源も質が良くないとやはりNGです。トランス、コンデンサー、その他のパーツの違いをイヤと言う程表現します。

昔、励磁型のスピーカーを作っていたメーカーの技術者(後に社長になった。)は電流を流して磁気飽和させているので、電源では音が変わらない。と言っていました。でも、其の差を出す能力の無い周辺機器を使っての試聴でしたからしかたが有りません。

僕の所では、電源とユニットを繋いでいるケーブルでさえ、音が変わります。変わった事を喜ぶマニアならそれでも良いでしょうが、音楽を楽しむ道具がそんな事でコロコロ変わってくれると心臓に良く有りません。

この電源も10数年使っています。ノントラブルで頑張ってくれています。でも流石にそれだけ経つと周辺パーツに良い物が出て来ますし、僕のノウハウも増えて来ています。

最新バージョンにグレードアップを計る事にしました。

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