タンノイはネットワークで音作りをしています。具体的に言いますと、トゥイーターが問題なのです。フェージングプラグの形状と振動板の大きさから、高域が出ません。(6〜7kHZ辺りから下がってきます。)其れを補う為にネットワークで高域を持ち上げています。(これが出来るのは、トゥイーターの能率がウーハーに比べてウーンと高い必用が有り、タンノイは其れをクリアーしています。)

今回作ったネットワークは、意図的にその回路をつけませんでした。ユニットの裸の音色を知りたかったからです。急がば回れ。最初からその様な回路をつけますと、疑問が生じてもネットワークの所為か、ユニットの所為か判らなくなります。

勿論、このネットワークはレコード再生用としては失敗ですが、ユニットの真の姿を知るには役立ちました。

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