1日目。

今回も、オール下道で走ります。高速代金は宿泊代に。2輪の高速代、高過ぎますよね。と言っても基本的に高速嫌いでも有るのですが・・。

宿のチェックインは15:00過ぎ。今日の走る距離は400km弱。朝5:00出発で十分間に合うはず。

前回の日光日帰りよりも、はるかに楽なコースです。

目覚まし時計を4:00にセット。荷物は前日に準備済み。何時もよりも控えめなアルコール量でお休みなさい。

目覚ましよりも僕のほうが10分早く目が覚めた。

直ぐに着替え、店までハタカブ。STとハタカブをチェンジ。5時15分前に出発。家との距離が6km有るのにこの素早さ。慣れてますねー(笑)。

極普通に16号線を北上。この時間は大型トラックがいっぱい。でもサンデードライバーに挟まれるよりはるかに楽。彼ら(トラックドライバー)の動きは読めます。対して・・・・・。

さいたま市から県道3号線を北上。

此処で・・・・・・・。

毎回、こちら方面へのツーリングでは、お世話に成っている吉野家さん。早朝でも食事が取れる所って決まっちゃいますよね。八王子市内の吉野家さんには1度も入った事が無いのに、此処の吉野家さん、何度入っただろう?

ハタカブ日光の時も此処でした(笑)。

入ったら、なんとカレーのメニューが・・。

しかも、カレーだけでなく、牛丼にカレーをプラスした物まで。

怖さ半分で注文。出て来た物はご飯の半分に牛丼のネタ、残り半分にカレーがかけてあり・・・・・。

混ぜて食べるのかな?それとも別々に食べて2種類の味を楽しむのかな?

別々に食べ始めましたが・・・・・・・。なんとも微妙な味。今度は只の牛丼にしよう(汗)。

おなかは満タン。別におなかに悪い物を食べた訳でもないので、ゆっくりと出発です。

3号を更に北上、国道125に当たり右折。直ぐに4号線に出ます。昔は魔の四号線(死号線)なんて呼ばれていました。事故が多かったのですね。まあ、長さが長いですので(東京から青森まで)・・。

利根川を渡り県道56。新4号へ出ます。

この新4号。車の流れは80km/h以上。信号は少ない。と言う事でアベレージスピードは十分に稼げます。

このハイスピード国道も宇都宮まで。此処からは普通の国道。

白川インター近くのスタンドでガス補給。此処迄210km強の距離。補給量5,3ℓ。ウン燃費がいいぞ。

何せ、キャブを弄ってばかりいるので、燃費が読めないのですね。最初の給油で燃費を知り、その後の給油距離を考えます。

この燃費なら300km以上の航続が平気。ニコニコ。

200kmでの補給と300kmの補給では、気遣いが断然減ります。

4号線を更に北上。福島市まで。

この辺から適当に左折。僕の持っている地図が古くて、細かい所が不明。最近の地方都市、バイパスがどんどん作られていて、古い地図は役に立ちません。と言っても2年前の地図ですがヤハリ違っていました。

道路標識に従い国道13号。県道70号へと移ります。

磐梯吾妻スカイラインへの道です。

此処を走るのは何年ぶりでしょう?二十歳の頃、W1SAで友人と走ったきり。直ぐ近くには何度か来ているのですが、本当に暫らくぶり。

あの時のW1、空気が薄くなると本当にだらしなく成ります。スロットルを開けても緩慢な加速しか出来ません。仲間のバイクはCB750K1、3台。ついて行くのに必死でした。

今回のST君。ハハ、W1よりも速い(大汗)。高山病なんて何処吹く風。スロットルの動きに敏感に反応します。と言っても250cc。上りストレートでは簡単に8000回転。オイオイ最大出力7500回転だったよな。拙いよ。

平日なのにバイクがいっぱい。速いバイクが追いついてくると、さっさと道を譲るピンキー君。

譲ったくせに、必死について行こうとするのは・・・・・・・・・・。

相手はリッターバイク。そりゃ敵いませんよ。でもこの程度のパワーが丁度のピンキー君でも有るのです。

途中絶景の撮影ポイント。止まろうとしたら看板『この辺は火山性有毒ガスが発生しています、絶対に駐停車しないで下さい。』 ブルブル。

ブイブイ言わせていたら頂上の浄土平。

後ろに見えるのが吾妻小富士。頂上まで直ぐに見えますが・・・。

反対側を見ると・・。

岩肌が黄色くなって噴煙。水蒸気ではなく火山性のガス。草木が生えない筈です。

とりあえずレストハウスで昼食。

食後の腹ごなしと吾妻小富士にアタック。

でも、バイク乗り達は誰も登らず、殆どの方がお年寄り・・・・・・・・(汗)。

半分程登った所から、今走って来た方角。右端の山肌が白い部分が、駐停車禁止区域。今度は酸素マスクで挑戦しますか(笑)。

同じ場所からの駐車場。イエ実は・・・・・・。

この辺で息が上がってしまったのですね。周りのお年寄り、スイスイと登って行く。休んでいるのが恥ずかしく、写真を撮る振りで・・・・・・(大汗)。

登山道は丸太で組まれた階段。丸太の間の砂利が雨に流され丸太が飛び出ているんです。この丸太に右足の踵が引っかかり、危うく転倒(手は付きました)。

この後は意識して右足を高く上げ・・。

ヤットの思いで頂上。息はゼーゼー。でも気持ちいい。火山なので火口を一周できます。対岸の上にポツンと見えるのが一周している人達。

僕は勘弁。目算で1周1km弱有りそうな・・・。

手すりも無いこんな所を1周。考えただけで目の前が・・・・・・・・。

頂上から見た駐車場。

火山部分だけ禿山で、其処から離れると深い森林が。

この写真左は、見えない部分までずっと森が続いています。こんな時はパノラマ写真が欲しいですね。

 

足の悪い人間にとって、登りよりも下りは地獄。下はゴロタ石がいっぱい。足を滑らしたら・・・・・。

登るんじゃなかった。の反省をしてももう遅い。

沢山の年配の方に道を譲り・・・・・(涙)。

下に着いた時はホッ。

体は汗でビショビショ。ジャンパーを脱いでTシャツ一枚。高原の風が気持ち良く・・・・・。

軽く休憩後出発です。

これからは下り。ST君、楽できるよ。

さて、連続の下りコーナー。ブレーキは思わず酷使される。で・・・・・・・・。

フロントが効かない。思いっきりレバーを握れば、十分な減速は出来るんだけど、握り始めのタッチがグニャッ。

エアーを噛んだ感じとは違う、初めての感触。パッドがディスクに当たった時の感じがレバーに伝わらない。何なんだこの感触?

まあ、レバーを握れば減速はするので、怖くは無いけど気持ち悪い。

で、僕なりの仮説。

犯人は花びらディスク。あいつ、見れば判るとおり、穴だらけ。と言う事は機械強度が低い上に不規則な穴なので、ディスクが熱で歪んだんだと思う。

歪んだ分、パッドの当たり方にムラが出来て当たった瞬間が判らない。

今のディスクに変えてから、こんな状況(長時間、下りの連続)でのブレーキングはした事ないし。

下りきり、最初の停止。止まる瞬間にレバーを緩めたら、若干のジャダーも感じ・・。

ディスクが冷えると元に戻る。こんなのサーキットで使ったら(大汗)。

少なくともパッドの所為では有りません。2号と同じパッドで2号にはこの兆候も無いのですから。逆に温まった方が利きが鋭く・・。

さっさとベルリンガーへ交換かな?

下り切り、森林の中の緩やかなワィンディングの連続。こんな道はSTの為に有る様で・・。

軽いスロットル操作に、単気筒の小気味良いエキゾースト音。タタタ、タタタ。平地なので回さなくても十分な加速。こんな所ではブレーキも調子良い。

県道70号を西へ。

レークラインです。アップダウンは殆ど無く軽いスロットルワークだけで走れます。

気分良く走っていると・・。

秋元湖。裏磐梯は湖や沼がいっぱい。昔の磐梯山の噴火で、せき止められた河川が、沢山の湖と沼を作りました。

もう宿は直ぐ近く。

宿の近くのコンビにでお買い物。部屋の酒の肴の調達(笑)。

宿泊先は此処

チェックイン時間丁度。15:00着。

部屋に案内してもらったら・・・・・・・。

窓の正面に磐梯山の裏側(北斜面)が、夕日を浴びて・・・・・。

宿泊料の半分はこの景色かな?

磐梯山の南斜面は、この荒々しさが無く、極普通のおおらかな山の姿。この二面性が磐梯山の魅力なのです。

食事までの時間。忘れずにTVのSWをON。なでしこの北朝鮮戦の応援です。

で、テレビが16インチの昔サイズ。東北はアナログ放送を続けているんですね。画面が小さくボールが良く見えない。ワイド画面を普通にして有るので全てがスマートに。笑えるのは車のコマーシャル。どの車もチョロQに・・・・・・(笑)。

後半、オウンゴールを確認して食堂へ。ずるいよ、食堂は地デジの大型テレビ。早く来りゃ良かった。

同点ゴールにしょんぼり。

食事です。

まあ極普通の食事。料金から言って贅沢は言えません。でも、野菜は旨かった。ヤハリ東京の野菜とは一味も二味も違います。

お米も旨かったけど、夏の山古志村のお米の味とそっくり。美味しく完食。

部屋に戻ったら、おなか満腹。コンビニの肴の出番なし。

21時におやすみなさーい。

本日の走行 369,4kmでした。

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