二日目です。
今日はコースが決っていません。最初決めたコースと、友人お勧めのコース。
時間に余裕が有ればお勧めコースを走ります。
宿は、予定より30分早い8:00出発。
1号線を下ります。
直ぐに鈴鹿峠。此処を走るのは初めて。中々走りよく、退屈しない道です。
水口でガス補給。今回はキャブを濃過ぎるかな?の状態のセッティングです。ヤハリ35km/ℓ。
不満を言うデーターではないですが、40km/ℓが最近は当たり前に成って来ているので若干不満。
でもこの辺り。丸っ切り昔の雰囲気は残っていません。30数年前この近くに数ヶ月住んでいたのですが、当時の此処は?兎に角丸っ切り違うのです。
今回のツーリングの目的に、その30数年前の事を思い出したくてと言うのも有ったのです。
チョット不安。僕の住んでいた所と、立ち上げた工場跡。判るだろうか?
立ち上げた工場は、僕の退社後、会社がチョットおかしくなり、関西工場は撤退したとは聞いています。
でも、跡地は判るだろうの思いで来て見ました。
この辺だった。でも当時の面影は微塵も無く・・。有ったのはにごり池と言う小さな池。当時は只の池。今は公園。
片側1車線の道路は2車線になり、色々な道が複雑に絡み合い全然判りません。
当時は工業団地の立ち上がりの時期だったのです。工場誘致はしていても空き地ばっかり。その中の一角に僕の工場が有りました。
その空き地が全然無くなり。工場とアパートがビッシリ。
小一時間、走り回りましたが、遂に諦め。こんなに変わったんじゃ判らないよなー。
諦めて県道13、国道477と走ります。
もう一つの目的。高速と交わる少し前に有った漬物屋さん。其処のさくら漬けが旨かった。
ヤハリ・・・・・・・。
30数年ってこんなに変わってしまうんですね。
チョット気持ちを引き摺ったまま8号線。
此処も、彦根城の夜桜見物に散々走った道。
全然判りません。違う道路を走っているみたい。東京でもこんなに変わった所を知りません。
8号線。道幅の割りに交通量が多く、慢性的な渋滞です。
此処は高速でパスしても良かったかな?
米原、長浜、木之本と北上します。
この辺から天気が急変。雨は降らないのですが真っ黒な雲。
木之本。さてどうしよう。予定通りか、友人お勧めのコースか?
で、ふと思い出した。303号線岐阜側は問題の無い良い道路。
滋賀側は3年前通った時、道路を作ろうとはしているんだけど中断中。
赤土のゴロゴロ道で、ぺんぺん草が生えていた。途中まで作ったけど予算が無くて・・・・。
なんて雰囲気。あの侭だろーなー。あの道路で雨に降られたらツルツル。
こけても誰も通らないだろうし(3年前、車に会いませんでした)。
もっと時間の取れる時にしよう。折角試走までしてもらった友人には申し訳ないが。
木之本から真っ黒な雲の下をR365へ入ります。
途中でシールドにポッ。ヤバ。でもその一滴だけでおしまい。
今庄に出ると若干明るく。助かった。
で、お腹が空いた。今庄ってインターも有るんだから、其れ成りの町だよね。
入ったら・・・・・。間違いなく山村。
何か食べられる店は・・・。
でも何軒か有る、一応ホッ。
で、見つけた店。喰いしんぼ○。店構えも感じが良い。何が食べられるかな?
店の前にバイクを止め、暖簾をくぐる。
店の中。完全にスナック件居酒屋さん。夜だけでは商売が成り立たなく、昼間はランチタイム。
一瞬まずったかな。で40歳ぐらいのママさんと目が合って『いらっしゃい。』
覚悟を決めイスへ。客は僕一人。ランチメニューは4種類だけ。書いても良いが(覚えている)余りにもなメニューなんで・・・・・・。
まともそうなロースカツ定食を頼んだ。お冷を運んでくれたママさん。話しかけてくれ、結構感じは良い。
まあ、大丈夫だろう。
上がってきたカツ定食。冷奴も付いている。チョット嬉しい。
まず味噌汁。まあまあ美味しいけど何か変に懐かしい味。あのインスタント味噌汁にキザミネギを入れただけじゃ・・?
証拠に最後まで飲んだら、熔け切らない味噌があり、例の味。
カツ。一口食べて、揚げ過ぎ。カチカチ。それに変な味。不味くは無いんだけど・・・・。
アノー、このカツ、ごま油で揚げてない?夜のメニューに天ぷらも有るし。
天ぷらにごま油は褒めても良いが(でもこの油だいぶ疲れているよね、これで天ぷらを揚げたら・・・)
カツは勘弁。って此処迄書いて気が付いた。疲れていない油は天ぷら。疲れたらカツ。
ある意味正解。
ハ〜〜〜〜〜〜。
ママさんの感じが良かったのがせめてもの救いかな。
まあ、店を出て、バイクの上で一人考える。
『こんな田舎ではお客さん少ないだろーなー。年齢から言って年頃の子供もいるだろうし。儲かっているチェーン店なんかじゃなく、この様な店にお金を落としたと思えば納得かな?』
越前市で再び8号線。此処迄来ると道幅は広く交通量は少ない。
気分良く北上。
福井市から国道158へ。右折。でもこの様な大きな国道。地図の上で右折。追い越し車線で待機。これが間違い。立体交差。右折者は左車線で側道へ。道の下で右折。こんなのが有るから油断大敵。
此処も勿論そうでした。
158はまあ無難な田舎道。と言っても大野を過ぎた辺りから山が深くなってきます。