エキパイの交換。

TMRのセッティングが進み、吸気効率がアップして来ました。一ヶ月程前からキャブセッティングだけではこれ以上の快感エンジンにするのは難しい。僕とアサカワスピード社長との共通の見解。

浅川さんに試乗してもらい、キャブセッティングはシッカリと出ているとの結論も貰いましたし・・・・・。

浅川さんとの何と言う事のない会話の中に、排気系の話しが・・・・・・・。

排気系はソックリ作り直す予定だったのですが、その話の中に僕の考えと違ったノウハウが。

やってみよう。吸気系は結構弄って来ているけど排気系の経験はゼロに近い。浅川さんの経験値は凄い物がある。

言われるとおりにやってみよう。

やってみると言っても、結構な労力が必要。

浅川さん、簡単に『こんな方法で良かったらやって上げるよ。』

と言う事で昨日一日掛けて浅川さんがぼくのSTのエキゾースト改造。

綺麗に付いたエキゾースト。消音器は以前の侭。今回弄ったのはエキパイのみ。内容は浅川さんのノウハウなのでご勘弁を・・(僕は教わっています)。

薄肉のステンパイプを溶接して調整。

浅川さん手作りのマフラーステー。凄い時間を掛けて位置出し調整。カラーも何度か作り変え。

出来上がりに略一日掛けてもらいました。

普通なら浅川さんの試乗が有るんだけど、表は雨。浅川さん合羽を持っていない。

と言う事で僕だけの試乗。

ほんの1km程度だったけど、直ぐに判る。低回転で(3000rpm辺り)グイッとスロットルを開ける。何の躊躇いもなく後輪が地面を蹴飛ばす。今迄では感じられなかった感触。間違いなくトルクが上がっている。と言って唐突な出方ではないのでウェット路面でも怖さを感じない。

天候の急変の恐れが有るので早々に帰宅。家までは50km近い道のり。充分なテストが出来ます。

流石にウェット路面での高回転全開テストは出来ませんでしたけど(時間的に通勤帰りの車が)・・・・・・。

上り坂、結構きついし更にコーナーもきつい。

直線の上りなら高い回転でスロットルを開けられるけど、このコーナーではどうしても低回転でのスロットルオン。

今まではスロットルをそっと開けないと若干のキリ音(ほんの1〜2回キリつくだけなんですけどね)。

今回、全然出ない。まるで加速ポンプを生かした様なフィーリング。かなり意地悪なスロットル操作。僕の操作どおりにトルクが出てくる。

オイオイ・・・・・・。

で、昔を思い出した。ノーマルキャブ時代からキリ付きの出易かったST。そいつの対策で点火時期を遅らせたり、ハイオクを使ったり。

TMRのセッティングもドン付き解消とキリ付き対策が殆ど。

今迄の苦労はなんだったのよ。と言った按配のキリ付き消滅。

ノーマルエキパイに原因が有ったと考えると納得。

スズキの名誉の為に言っておきますが、給気を一切弄らなければキリ付きは出ません。要は、完全ノーマル吸気に対応したエキゾーストでチューンしたら無理よと言う・・・(笑)。

帰りの雨の中、逞しいトルクを手に入れたSTのシフト回数は勿論減って、ツーリングへ行こうよと駄々をこねだした。

梅雨明けまでは無理かなー。

2013.6.21

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