最初にしなければいけないのは、ハブアダプターの製作。
用意したディスクはオフセットゼロの物。更に内径がSTノーマルよりもかなりの大径。
ある意味、此れで助かりました。ハブアダプターで合わせられます。此れが逆だったら、装着不可能に・・。
ハブアダプターの内径(ハブに接続)と外径(ディスクに接続)は簡単に求められます。問題は厚み。要はオフセットの距離です。
アダプターの強度を考えますと出来るだけ薄く(オフセットを小さく)。でも小さ過ぎるとスポークとキャリパーがゴッチン。
ギリギリで作りたいので、実寸を正確に測らないと駄目です。
手元の3枚のディスク。
上はご存知の通りノーマルディスク。パッドとの相性の所為で、1枚目は15000kmでご臨終。2枚目はそろそろ10000kmですが至って健康状態です。
下の左側。ブレーキング社の花びらディスク。要はジョークでの購入です。絶対にSTには似合わないよね(笑)。勿論穴あきタイプの後に出たのですから、此方の方が高性能かな?と言うのも有りました。
でも、正直には、穴あきディスクを使いたくなかったのです。磨耗したディスクを見ますと、穴の開いている円周上の磨耗、進み方が速いんですね。
原因を考えてみました。ここからは僕の仮設です。
ディスクの穴の中、掃除をした事有りますか?
僕は何度か・・・・・。穴の中の汚れ、柔らかい物が詰まっていると思ったら・・・・・。
小砂利の様な物が、ブレーキ熱で焼き付いているんですね。
此れが、何かの拍子に剥がれて、ディスクとパッドの間に挟まったら・・・・・・・。
此れが、穴の円周上だけ磨耗させているんじゃ・・?
凸凹に磨耗しているディスクを見たくない。そんな理由での購入でした。
すぐにつければ良いものを、暫く放置。要はフロントタイヤの交換と同時って考えていたのです(この時はSRのホイールで行く予定。ホイールは入手済み)
そんな折、見なきゃ良かった。タイヤメーカーのテストライダーのブログ。彼も僕と同じ(メーカーも同一)花びらディスクを購入。愛車に取り付け・・・・・・・・。
結果は酷評。散々たるものでした。良い事は何も無かったのです。彼も仕事柄ブレーキメーカーには顔が利く。
花びらディスクをブレーキメーカーの設計人にぶつけたら、完全にバカにされて・・・・・・・。
ピ『オイオイ、俺買っちゃたよ。』
すぐにヤフオクに出したピンキー君。結局売れなかったんです。
あのブログをみんな見てたのかな?
そんなごたごたをしていたら、例の交通事故。右鎖骨骨折。
暇なピンキー君はネット検索。もう一つの穴あきディスクではないベルリンガー(サンスターのスリットタイプはチョット)。
何時もの通販サイトが特売を・・・・・・・・。
ベルリンガーにはステンレスと鋳鉄が有ります。効き味だったら絶対に鋳鉄。
暇を持て余していて、思考回路のおかしくなっていたピンキー君は、鋳鉄の注文ボタンをポチッ。
オイ、支払いは・・・・・・・(大汗)。
なんとラッキー。メーカーで在庫切れ。入手したのは骨折が治り、収入が戻った後。値段は特価のまま。ハハ神様っているんだ・・・。
ブレーキング社。
ベルリンガー。
内ハブの取り付け面にゲージをピタリと当てて、ディスクとの隙間を見ています。
ブレーキング社は、隙間ゼロ。ベルリンガーは目測0,4mm(笑)。
一番の問題は両社のディスクの厚み。1mm以上ベルリンガーが厚いんですね。
と言う事は、ディスクの厚みの差の半分と、この隙間を足すと、両ディスクの厚みのセンターは1mm程違うのです。
ハブアダプターは、共通で作りますが、キャリパーサポートは別個に作らないといけなく成りました。
さて・・・・・・・。
2010.10.8