ハブアダプターのオフセット量が判りました。1mm強安全を見込んで21,5mm。22mmでも良いんですが拘ってます。
要はディスクの擦る面の最内径部。此処に対面しているスポークが一番キャリパーにヒットし易い部分。
此処のディスク面(オフセットゼロで測定)とスポークの距離を測ります(15mm)。
次にキャリパーの中心から裏側の一番接触しやすい部分までの距離(38mm)。
38−15=23
この23からディスクの厚みの1/2を引けばゴチンコする距離が・・・。
ディスクの厚みが5.1mmですから20.45mm。もしゴチンコしたら・・・?
作り直します。試作ってそう言うもんです。メーカーだって模型を沢山作って確認しているのです。
で、厚みは出ましたが、直径。
SRのホイールにベルリンガーを乗せました。ピッタシカンカン。当たり前です。ガタは手で感じません。
5/100以内のガタですね。
で、ブレーキング。
判りますでしょうか?上の写真はハブに対してディスクを押し付けています。
下は引いています。
少しの隙間が見えますよね。1/10以上のガタが有ります。
此の辺のガタは、取り付けネジの緩みを誘発するんですね。
出来たら圧入(笑)。
で、最初の計画の変更です。二種類のディスクに対してキャリパーサポートを二種類って書きましたが、ハブアダプターを二種類にします。サポーターは1個。
ハブアダプターの方がキャリパーサポートよりも簡単ですし。
でも、精度を出すのは難しい。サポーターはチョイ厚めに作っておいて、現物合わせで切削して寸法出しが出来るんです(2号もそうして作りました)。
ハブアダプターは旋盤のチャックから外したら、再切削は不可能です。
えーー、なぜこんなにキッチリアップするかですか・・・・・・。
ハイ。僕の為です。長い時間の掛かる加工の時は、メモって置きませんと、何で此処の寸法をこうしたんだっけ?って成りやすいんですね。
こうしてアップしておけば、忘れても大丈夫。 ヘヘヘ・・・。
2010.10.8