彫って、彫って、また彫って・・。

昨日の午後の時間。殆ど使って出来た物・・・・・。

此処迄削って笑えるのは、削った部分、ハブアダプターには成らないんですね。

チャックに咥えられている、未切削部分。此処がアダプターに成るのです。

じゃあ、昨日削ったのは・・・・・?

アダプター部分を正確にチャックに咥えさせる為の切削と、突っ切る時の深さを浅くする為の穴ぐり。

要は昨日一日でやったのは、下準備なのです。

でも、此処まで出来ると、残りの切削に掛かる時間、半分以下の予定。

まあ、昨日梃子摺ったのは、散々シミュレーション(切削手順)をしていたのに、削りだして更に精度を上げる手順を思いついてしまった事。

そうなんですね。どんなに図面を見て考えても、現物を前にしたら必ずもっと良い方法が見つかるものです。

下手な考え休むに似たり。机でいくら考えても、現物を前にしての考えには及びません。

此の辺が、僕が外注に出さない原因でも有るんですね。

図面を引くのは其れ程難しくは無いですが、あくまでも図面上。

現物が形に成ってくると、必ず手直ししたい所が出てくるんですね。

外注に出しますと、最初の図面の侭出来上がってきます。結果もう一度変更図面で作り直し。又は其れを我慢して使うか・・。

メーカーも図面一発で物を作ってはいません。試作図面で模型を作り再検討。此れを何度か繰り返して最終商品に成るのです。

図面を引く人間が、実際の加工もすると、此の辺の時間がかなり短縮出来るのです。

今、この状態でチャックに咥えられた侭。図面を見ながら削り忘れは無いか真剣に点検。

チャックから外してから、此処を忘れたーと成りますと、追い加工部分の精度は無茶苦茶に落ちてしまいます。

2010.10.14

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