ブレンボのディスク。
またもやブレーキディスクを交換してしまったST君。
イヤ、流石の僕も今回注文した時はブログにもアップ出来なくて・・・・・・。
考えて見るとSTのフロントブレーキの不満の最初は首都高速道路。
大型バイクと団子状態で走ってしまった。この時にブレーキに不満を持ったのが事の始め。
最初はパッド交換で何とか成るだろう。交換したパッド、効きは其れ成りなんだけどディスクへの攻撃性が大きく、交換後数千キロでディスクがダメに。
新しいディスクと共に何種類かのパッドを入手。
気に入ったパッドが見つかったんだけど、最後の一発が足りない。ある所までは入力に応じて制動力が上がるんだけど、ある地点から入力を大きくしても制動力が上がらない。
要は、此処がこのディスク(ノーマル)の飽和点と理解。
と言う事はディスクのサイズを大きくするのが一番。
本当に何も考えずに地味なSTにこいつは似合わないだろう。なんてジョーク半分で花びらディスクを入手。
この時点ではキャリパーの交換は考えていなかったんですね。
ノーマルディスク時代、チョイ強力なパッドのテスト。
キャリパーが悲鳴をあげ(スライドピンの異常磨耗)・・・・。
と言う事でキャリパーとディスクの同時交換。
最初は問題無かった花びらディスクもハードに使うと熱的な問題が表面化。
そこで交換したのがベルリンガーの鋳鉄ディスク。
こいつがまたもやの問題。鋳鉄の癖に食いつきが強い(表面が馴染むほど酷くなった)。初期の食いつきが甘いので鋳鉄を選んだのに。
何種類かのパッドをテスト。基本的な癖は持った侭。
もう少しパッドのテストをしたかったんだけど、鋳鉄に使えるパッドが非常に少ない事に気付いて・・・・・。
そんな悩みを浅川さんに打ち明けちゃったんですね。
浅川さんの答えは『ブレンボ』。
完全に清水の舞台の心境でお願いしたのが昨年の暮れ。
此処1年半の間にディスクを3度も交換すると言う・・・・・・・・。
今月初めにヤット入手。数日前に交換。
昨日は200km強のミニツーリング。
結構使ったのですが、まだ当たりは出ていません。
でも、その辺でも判って来た事は・・・・・・。
ステンレスと一言で片付けられない。ステンにも色々有って、どのようなステンをチョイスしているかはメーカーの秘密事項。
今迄の悩みはなんだったんだろう。
レバーの引きに見事に反応。そっと引けば僅かの減速。力を込めれば何処が飽和点か判らない減速を(僕の腕では飽和点は見つけられません)。
このコントロールの幅が広いんです。
そう言えば僕が鋳鉄に参ったグッチのディスクもブレンボだった。
ブレーキコントロールにはどのような性格が必要かを判っているとしか考えられなくて・・。
でもこの性格を出す為には、どれだけの種類のステンをテストしたのだろう。
僕がいつも思っている言葉。此れを選んだと言うのはまだまだ。此れしか残らなかったと言うのが本物。
遠回りをしたかもしれないけど、とても有意義な経験の出来たディスクの交換。
もしも最初からブレンボを取り付けたら、ベルリンガーの鋳鉄はもっと良いんだろなーって思うのはミエミエ。
使ったからこそ安心してブレンボを使えます。
昨日のミニツーリング。ブレーキングの楽しかった事。
3012.3.23