改造開始。
さて、始めようとしたら、買って有った筈のFeフォルダーが見当たらない。参ったなー・・。
仕方が無い。買いなおし(涙)。
さて、一番のパーツ。リレーです。今回はエーモンのリレーを採用。2号はオムロンを使っています。
どんなリレーでも良いのですが、規格として、コイル電圧が直流12Vで、接点の許容電流が10A以上を選びます。
今回のエーモンは30Aと成っていますので、余裕はたっぷり。
青と黒の配線がリレーのコイル。赤と黄色が接点です。
イグニッションコイルのバッテリーから来ている配線を、青か黒へ配線。残りの青か黒をアース。
バッテリーにフューズをつけ、其処からの配線を赤か黄へつなぎ、余った赤か黄をイグニッションコイルのバッテリー側に繋ぎます。
まず車体側の準備。
シート、タンクを外し、イグニッションコイルが見える状態に。
2本の配線が来ています。この内バッテリーから来ている配線(橙、白)をコイルから外します。
この配線をリレーのコイルへ繋ぎます。
イグナイター周りの配線も強化しますので、イグナイターも取り外し。
バッテリーへの配線も有りますので、右サイドカバーも取り外し。
オオット、一番最初にやらないといけない作業。バッテリーのマイナス端子の配線を外す事。
マイナス線はバイクのフレーム(金属部分全て)と繋がっています。この状態でプラスの配線の作業をすると、うっかりドライバーがフレームに触っただけでバシッと火花が・・・。
兎に角、電装を弄る場合の最初の仕事です。
電源のプラス側。バッテリーから直接出すのが一番なのですが、写真左に見える赤いバッテリー端子カバー。このカバーを生かしたままで、配線を出すのは難しい。
仕事柄、配線の汚いのが嫌いなんです。
で、今回はバッテリーから直接繋がっている端子、セルリレーです。此処迄は極太配線ですので、此処から電源を取りました。
リレーは二次エアーバルブを外した後のネジ穴を利用。この黄色の配線と先のセルリレーの黄色の配線はヒューズを介して繋がっています。
ヒューズは15Aで十分なのですが、容量の小さなフューズは抵抗値も大きいので、30Aのヒューズを入れました。事故が起きた場合は30Aでも即断します。
上に伸びている赤の配線がイグニッションコイルへ行く配線。
イグニッションコイル。先程の赤が従来の橙白が繋がっていた端子へ。
コイルから外した橙白は配線を延長してリレーの青(コイルの端子)へ。
イグニッションコイルへ来ているもう一本の白の配線。回路図から途中での分岐が無く、其れ程細い配線ではなかったので、其の侭にしました。
イグナイターのコネクター。黒白の配線を切断します。矢印の配線は切断したハーネス側。熱収縮チューブを被せ、絶縁して置きます。まあショートしても、アースラインなので、問題は無いのですが・・。
で、このコネクターとバッテリー間の配線を引き直した理由は、配線図を見ると判るのですが、ハーネス内でかなりの分岐が見られます。
配線の基本、1本の電線にはひとつの仕事しかさせない。
つまり何種類もの電流を流しちゃいけないんですね。
まあ、普通の回路は直流ですので問題は出ないのですが、イグニッション回路はパルスの連続。
他の回路とは切り離して別個の配線が基本です。
この黒白配線は、アース回路ですのでバッテリーのマイナス端子へ直接繋ぎます。
バッテリーマイナス端子に増えた2本の配線。
1本はイグナイターコネクターから。もう1本はリレーの黒配線からです。
此れで全て完了。
エンジンを掛けて見ると、あきらかに排気音が違います。
ブリッピングのつきも上がり、トルクの有りそうな排気音。
天気が今一なので、試乗記は後ほど。
2011.5.3