エピローグ
本当は5月の連休明けに行く予定だった九州。
つまらん事故に遭い、延び延びに・・・・・・。
ヤット9月に実行できました。でも此れで良かったと思っています。
5月に行ったら山陰は回らなかったですから・・。
今回の主人公は完全に山陰。山陰を離れた瞬間僕のツーリングは終っていたのです。
その後は目的地までの単なる移動でした。其れ程今回の山陰は僕にとって素晴らしかったのです。
陰の意味も、おぼろげながら理解出来たように思いますし・・。
街を走っている時も、生活の匂いが違うんですね。其れと比べると、単に通過しただけで悪いんですが、九州(大分)は東京と同じ匂いなんです。車の走り方も・・・・・・・・。
上手く言えないんですが山陰は何か違う。鳥取、米子の様な大きな街でも違うんです。
今回、沢山のローカル線の電車、ディーゼル車を見ました。殆どが1両か2両編成。僕はローカル線の車両が大好きなんですネ。
昔は都市部で花形車両。定年退職をして、此方で余生を過ごしている。こんな雰囲気がたまらないんですね。
たまに都市部でも、その辺を売りにした電車や蒸気機関車が走っていますが、そんな観光客相手ではなく、シッカリと地元に根を下ろして此処の人達の為に年老いた体で頑張っている。
そんな雰囲気がたまらないんです。
もう、何日目だったかも覚えていません。
国道を移動中。横には鉄道。山陰本線と思います。通り過ぎた駅で長時間止まっている電車。僕とは逆方向。
単線ですので、すれ違い停車とすぐに判りました。
と言う事は僕と同方向の電車が来る。バイクのスピードをぐんと落として、電車が追いついてくるのを待ったのです。途中小さな踏切が何個か・・。
遮断機は無く、警報機のみ。其の警報機も鳴っていない。ナンデ?
あまりにも来ないので、線路と道路が本当に近い所に停車。2〜3分待つと来ました。モダンな特急電車。
都内の地下鉄の急カーブの音を立てています。あのレールと車輪の擦れる音。
横を併走。STのメーターを見たらジャスト50km/h。僕のバイクの横を軽自動車に乗ったおばさんが抜いていきます。
心が和むんですね。こんな瞬間に・・・。
旅行ではなく旅なんです。
今回の旅は、山口で見つけた綺麗な小さな入り江。此処で蟹と遊んで終りました。
本当に心が和んで、心のテンションがなくなってしまったんですね。
その後は何を見ても、今一感動しないんです。
結果九州の写真はゼロ。
四国も義理写真に成ってしまいましたし・・・。
帰って来たばかりなのに、また山陰へ行きたく成っています。
山陰だけで5日間使おう。
丹後半島も周りたいですし、その他雨でショートカットしてしまった所へも行って見たいです。
萩だけで丸一日居たいですし、勿論あの民宿へ連泊です(笑)。
海岸線だけでなく、山間部にも入りたいですよね。
5日間ツーリングを4〜5回行けばもう少し山陰を理解できるかも。
最後に、ST君、お疲れ様でした。今日は1日掛けて整備です。