MAJを生かしてから。
MAJを生かしたTMR。良い意味で別物のキャブに成りました。スロットルの開け始めが優しくなったのです。
つまりドン付きが出難く・・。
今迄のセッティング。そのドン付き対策で異常にパイロット系を絞っていたのです。結果スローポート(ミクニはバイパスポートと呼んでいます)からの出る量が少なくなってしまったんです。
スローポートからの排出量が少ないと、開け始めのトルクが減少。判ってはいたんですがドン付きとの天秤で、ドン付き排除を選んでいたんですね。
ドン付きの恐れが無くなれば、パイロット系のジェットを大きく出来る。
実際、PAJ、PJ共に従来では考えられない程、大きく出来ました。
更にもうひとつ。JNのクリップを下げたかった(濃くする)んです。つまりストレート部からテーパー部への移行を早めたかったのです。
28Φと言うことを考えて下さい。全ての移行を少ない移動量でこなさないと成らないんです。
で、今迄はクリップを移動すると、変化範囲と共に変化量も多過ぎて、その他のジェットでの辻褄合わせが難しかったんです。
仕方なく、1/2段なんて手法で頑張っている人も見かけます。
でも、TMRは構造上、ワッシャーでの1/2段はしたくないんですね。
で、MAJ。このニードル範囲に上手い事利くんですね。しかもクリップ1/2どころではなく、1/3も1/4でも・・。
実は、クリップ位置、一段濃い方向へ移動済み。今迄では辻褄が合わなかったのがMAJの参加で可能に成っています。
今日、頼んでいたエアージェットを殆ど入手。
PAJで使いたかった112,5番も入手。
MAJの67,5番から80番までも入手。ミクニのミスで82,5番だけまだ(PAJの袋にMJ82,5番が入っていた、汗)。
まあ、MAJで使いますので、2,5番の違いは出ないかなと・・・?
さあ、出来ますよー。MAJでのセッティング。
TMRの、苦手な部分を払拭出来そうな雰囲気。
少なくとも、手持ちのジェットだけでのセッティングでも、更なる可能性を見せてくれているMAJ。
バッチリセットアップしたら・・・・・・・(ニコニコ)。
2010.12.02