上下スフェリカル。

 

購入してから、4000km強走行したクァンタム。

5000kmで最初のオーバーホール、と考えていたのですが、2500km強を走るツーリング計画。更に私目鎖骨骨折に・・・・・(汗)。

骨折が治るまで、バイクには乗れない。だったら今のうち。とチョット早目のオーバーホールに出しました。

単なるオーバーホールだけでしたらブログネタですが、更に改造もお願いしたものですから・・・・。

改造点は此処です。

上側のマウント部。首を振っているのがお判りでしょうか?

此処の標準は単なる樹脂ブッシュです。樹脂と言っても其れ成りのエンプラは使っています。

サスとしては此れで問題有りません。

問題は車体側。

車体側のサスマウント部。上下の垂直性や平行度、合っていると思います?

車体構造を考えたら、合っていないと考えるのが正解です。

合っている筈、絶対に無い・・・・。

簡単なスケッチです。

標準のクァンタムは、下側だけにスフェリカルが付いています。

左端Aの狂いなら、此れだけで吸収できますね。

問題はBとCの場合。

Bは上が狂っていますから、ブッシュだけの上マウント部では、サスが垂直に降りません。

結果この様な感じに。

Cの場合。これ結構多いんです。二本サスのバイク。真後ろから見てみましょう。左右のサスが平行に成っていないバイク多々。

で、実際には、ABC全ての状態が少しずつ絡んで、狂っているのが現状です。

Cの絵の様に、上下にスフェリカルが入っていれば、簡単にこの狂いを吸収出来るのです。

サスに余計な応力を加えないで、素直に働かせてやりたい。こんな思いからの改造です。

乗ってどれだけ判るかは・・・・・・・?

ですが、サス内部の磨耗は確実に少なくなる筈です。

 

2010.5.5

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