かなり詰まってきて(忘備録)。
暫らく振りのHPへのアップです。細かな推移はブログを見て下さい。此処最近急にTMRの弄るポイントが判って来たのですね。
もう5年間弄っています。そろそろ判らないと・・・・・(汗)。
僕の感じた間違い易い点を思い付く侭に・・・・・・・。
1) 開け始めのキリつき対策はPAJで調整。
開け始め(1/4開度近辺)、ストレートを中心としたニードル系が効いていると普通思います。
此処を弄っても良くならないのですね。PAJを絞るのが一番効きます。これって誤魔化される人多いのでは。
2) PJを交換したら同時にPAJも交換する事。
パイロット系の調整で、此れに気付かなかったら未だ迷っていた筈です。
PJとPAJの関係はある範囲に収まります。
僕の場合はPAJ÷PJが4,5〜5.0の範囲(メーカー出荷時は4.73)。
同時に両方のジェットを換え、微調整をPAJで行います。
他のバイクの場合は知りませんが、自分の場合この範囲になると言うのを押さえて下さい。
この範囲に収まらなかった場合、針のストレート部が合っていません。
勿論TMRですから、ストレート部の太さの他にNJでの調整も必要です。
3) MAJは絶対に必要。
TMRはセッティングに非常に敏感。ジェットの1ランクでの違いが大き過ぎ、中間が欲しくなるんですね。
MAJを生かすと、この敏感さが緩和されます。1ランクの差が小さくなるのです。
結果微妙な調整が可能に成ります。
MAJに大きな番手は禁物です。
元々無かった物です。小さな番手でOK。
4) PSはある範囲に固定。
PSを弄り過ぎるとどつぼに嵌ります。PSは有る範囲に固定(11/2前後)。
その状態でPJ、PAJ、ストレートの調整をシッカリとします。この三つのバランスがTMRセッティングの肝です。
此れが決まってからの微調整がPS。
三つのバランスが取れればPSは最初の侭(弄らない)で行けてしまうのが普通です。
5) TMRの針は長い。
特に小口径の場合、スロットル全開でもNJの部分で計量します。
この状態ではMJでの調整が出来ません。
針のクリップ位置を下げ、テーパーをきつい物にして全開でのNJ部分の効果を無くします。
此れでヤットMJ調整が生きてきます。
最後に現状のセッティング状態。僕の場合です。あまり気にしないで下さい。
MJ 127.5
PJ 12,5
PAJ 57,5
MAJ 55
NJ O-8
JN 9E12-53
クリップ位置 4段
PS戻し量 11/2
加速ポンプ ゼロ
プラグ 7番
今の僕はTRMに首っ丈。他のキャブには目が行きません。苦労しましたが其れを受け止めてくれたTMRと思っています。
今のTMRは速くて扱い易いエンジンに一番寄与しているんじゃないかと。
そんな状態にヤット成ってきたので、一応の区切りかなとアップしました。
2013.4.24
3週間後の追記(笑)。
上のセッティングで走っていると1/4〜1/2で若干薄く感じたんですね。
この範囲に一番影響するのは針のクリップ位置です。
で、このクリップ位置。TMRは弄るな。なんて話も聞きます。ある意味正しいかも・・・?
そう、散々TMRと付き合って来て、一番訳が判んなくなるのがクリップ位置。
普通のキャブでは考えられない事が起きるんですね。
ハッキリ言いますね。クリップ位置はアイドリングから全開まで効きます。
つまり、1/4〜1/2を濃くしたくてクリップを弄るとその他の開度も濃くなるのです。
特に針のストレート部には影響が大きく・・・・・・。
今回クリップを4→5へ変更。
1/4〜1/2は狙い通りに濃くなりましたが、それ以外も濃くなり過ぎ状態。
まずMJを絞り、次にNJを絞り、それでも足りなくストレートも太くしたんです。
此処まで絞るとアイドリングでのガスの量が足りなくなり、PJ、PAJ共に大きく。
今のセッティング。
MJ 122,5
PJ 15
PAJ 72,5
MAJ 55
NJ O-6
JN 9E12-54
クリップ位置 5
PS戻し量 11/2
要はクリップを1段変えると、他のパートを此処まで絞らないとバランスしません。
此れで最初のセッティングに対して1/4〜1/2だけ濃くなったのです。
ストレート部の絞り、半端では無いですよね。
で、もうひとつ。
ドン付きを無くしたいのでしたら、ストレート部を如何に絞るかです。
勿論他の部分のセッティングが出ているのが条件ですが。
2013.5.14