ニードルホルダーの製作。

CRキャブを開けて、最初に気付いたのがコレ。

正式名称は知らないけど、僕の命名。『ジェットニードルホルダー。』まあ、判りますよね。

CRが開発された当時。バリバリのレーシングキャブ。一般市販なんて考えもしなかったでしょうし、今の様に公道を走るマシンにセットアップされるなんて・・・・・。

耐久レース等では、ピットインの時のセッティングも有りますし、普通のレースでもスタート直前でのセッティング。

兎に角スピードが勝負です。如何にセッティングパーツの交換が簡単に出来るか。此の辺の要求は公道マシンの比ではない筈。

ですから、トップキャップも大きさの割りに止めネジの本数が2本。

JNの交換も素早く。結果写真の構造に・・。工具無しで交換可能。

レースシーンでは大切です。

でも、公道マシンは・・・・・・・・・。

チョイ面倒でも、確実な構造で、耐久性が有る事の方が大切。

赤矢印のリベットで止まっているだけですから、長期の使用には不安。

更にニードル位置を1/2段の調整がしたい。その場合、クリップの下にワッシャーを挟む手法が一般的。

でも、其れをやると緑矢印のレバーがそってしまい、ワッシャーを外すとグラグラ。

ワンレースごと、トッププレートごと交換するならOKですが・・・・・・・(レーシングパーツでは常識です)。

で、チョットこんな物を作ってみました。

スロットルとトッププレートを止めているネジに共締めをします。

中心の座繰り。ワッシャーとクリップの厚みを足した分に若干プラス。

標準位置で使う場合はクリップの上にワッシャーを。1/2段濃くしたい場合はクリップの下にワッシャーを。

コレが挟むワッシャー。4mmの標準ワッシャーです。磨耗(相手側)が心配でしたら、エンプラで作ればOK。

 

取り付けたところです。リンク周りとの干渉も無く、無事に動作。

悔しいのは、僕がまだ使えないのに、数人の所にコレが行っていて、活躍中。

拙いよなー・・・・・・。

2010.12.03

BACK