スロットルが重い。

左右別々にキャブを組み立てたら・・・・・・・。

片側が若干、スロットル操作が重い。まあ反対側がCRとは思えない程軽過ぎる、とも言える状態。CRを知っている業界の人間に軽い方を触らせたら驚いていた。

この軽い方が先に組んだほう。かなり時間が経ってからもう片方も組む。

僕のCRのスロットルリンク周りです。

4連の外側の2個を使いましたので、シャフトベアリングは入っていません。ベアリングの代わりにエンプラのカラーを旋盤で挽いて挿入。左右へ動かない様に、同じ材料でスペーサーを作りました。

これで左右への動きを規制します。標準はリンクが左に寄るのですが、右に寄せました。

理由はリンクのピン。出来るだけ根元でスロットルを引き上げたい。ピンに負担を掛けない為です。

何となく重いなー。そう思いながら組み立て。

CRを弄っている方ならご存知の、スロットル位置調整。4連キャブの場合、各スロットルの位置を合わせないと成りません。

其の調整が、写真中央下の中心に穴の開いたネジ。

僕の場合はこの調整は要りません(単キャブの場合は不要)。左右の動きをそろえる為に、中央のマイナスネジを目いっぱい締め込み(この逆方向へ合わせると、スロットルが全閉に成りません)。

軽いスロットのキャブは、ネジを締めこむと最後に当たる迄軽く回り、当たった位置でキュッと締まります。

重い方、最後迄で行かないうちに段々回りが鈍くなり・・・・・・。

グィッと締めこんだら(オーバートルクでは有りませんよ)スロットルが動かなくなった。

ウッソー。緩めればOKなんだけど気持ちが悪い。第一左右のバランスが狂ってしまう。

重い方の組み直し。原因追求。

まず、ストットルとリンクを繋いでいるネジ二本を外す。これで重い原因がスロットルかリンク周りかが判る。

ネジを取ると、スロットルは何の抵抗もなしに上下にスライド。

原因はリンク周り。

リンクのこのパーツ、長穴が開いていて、シャフトがこの中を自由に移動する筈が・・・・・・・。

此処迄しか移動出来ない。長穴ではなくて楕円・・・・・。

しかもこの穴、内部の精度が無茶苦茶で、ぐっとシャフトを押し付けると、シャフトとリンクが斜めに。

最初の写真を見て下さい。このパーツが斜めに成ると、両サイドのカラーに強く当たるのです。

結果スロットルが重く。目いっぱい締め付けると更に斜めに成り、動かなく・・・・・・。

楕円穴を長穴に加工。

穴の一番縁までシャフトが移動出来る様に成りました。

組んだら、軽い軽い。

正直、TMRを弄った目で見ますと、CRの加工精度はチョイ酷い。

まあ、キャブはいっぱい手に入れたので(笑)、ボチボチと行きます。

2010.12.31

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