29Φ用のスピゴットの製作。
33Φで何度かの試乗。勿論その度にセッティングは違っています。極普通に走れ、スロットルを大きく開ければドビューンって加速します。
でも・・・・・・・・。
開け始めがだるい。要は開け始めのエンジンの息遣い。ぼけるんですね。基本的にCRのクセと思っています。扱い易いのですが、ボクサーのパンチを分厚いグローブが鈍らしている様な・・・・・・。
無茶ハイパワーマシンなら、この性格は有り難いでしょうけど、非力な80のエンジン。開け始めにもっと自己主張をしてもらいたいんですね。『俺はツインだよ。』って。
滑らかな加速でなく、小気味良い(ジャブを繰り出す様な・・)レスポンスが欲しいのです(其の為のツイン、滑らかさが欲しいのなら4発を選べば・・)。
僕の経験から言って、大きいキャブの方が開け始めがぼけ易い。
しかも33Φでの全開なんて、僕には出来っこない・・(涙)。
もうちょい33Φで遊ぼうかとも思ったのですが、29Φにするのが先かな・・?
そんな訳で29Φ用のパーツを作り始めました。
と言っても、今回作るのは、スピゴットとスロットルシャフトのカラーだけなんです。残りは全て33Φから流用出来ます。
33Φのスピゴットを作る時は、何しろサッサと片付けたい。スピゴットのネジ部はキャブをあてがい作りました。でも、スマートではないですよね。旋盤の所へキャブを持って行くなんて・・・。
ネジを旋盤で切るのって、結構難しいのです。勿論ガタの多いネジなら簡単ですが・・。
正直、純正のスピゴットのネジ部。機械屋の目で見たらガタガタ。
33Φは、その辺も有ってキャブをあてがいながらネジを切ったのです。
今回は2号は動いている。急ぐ必要は無い。
と言う事で・・・・・・・・。
標準装備のスピゴット。
此れにあわせて作ったのがこれ。
スピゴットに合わせて雌ネジを作ったのです。しかも29Φキャブの雌ネジ部分と同じガタを持たせて・・。
何度もスピゴットを、この雌ネジとキャブに交互にねじ込んで、ガタの差を確認するのですね。機械屋なら1/100の違いが判る筈。
こんな感じにスピゴットが入ります。このネジのガタ。キャブに入れた時と同じ感覚。
今度はスピゴットをこの雌ネジに合わせネジを切る。勿論ガタを少なく。
で、スピゴットを作ろうとしたら、使える材料が無い。
来週ですね・・・・(涙)。
2011.3.11