33φから29φへ。

33Φで感じる開け始めのボケ。扱い易いエンジンと言えば褒め言葉なんですが、良い意味でのパンチが欲しい。

鼓動感が無いんですね。スロットルに対する反応がマルチエンジンに似ているのです。スロットルを開けた瞬間のトンと言う鼓動感。ドン付きではなく鼓動感。

前に書きました様に、CRキャブの低開度は、スロットルの筒の中でかなりの乱気流が起きている筈。この乱気流が開け始めのボケの原因と考えました。

此れを減らすには、キャブ口径を絞るのが効果的な筈。

勿論、100%の自信なんて有りません。僕の仮説が正しいかのテストをして見たいんです。

見た目は全然変わりませんが、29ΦのCRキャブ。本体は33Φと丸っ切り同じサイズですので、見分けは全然付きません。

33Φの時、このセッティングだから、29φならこの辺かな?と、とりあえずのセッティングで組み上げました。

リンク周りの周辺パーツは、全て33φから取り外して使いましたので、新しく作ったパーツは極少量。

長期に寝ていたキャブなので、取り合えず全バラ確認をして組み上げです。

ガスコックをON。

セルボタンをグイ。

あっけなく、エンジン始動。始動性も33φよりも良さそう。

その後のアイドリング。

直ぐにピタッと安定。アイドリングの時の排気音も軽やか。

スロットルを軽くブリッピング。

針のストレートが太いよ。と文句を言うけど、それ以上開けると、33Φでは絶対に出来なかった回転上昇。

間違いなくレスポンスが良く成っている。

これは成功かな・・・。

2011.4.10

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