抜き終わったピストンとシール一式。シールは写真中央のピックアップツールで外します。キャリパーの溝に傷を付けない為の気使いです。

キャリパーのシリンダー内を徹底的に掃除。溝に傷がないか、ピストンに傷がないか徹底的にチェック。

使用期間は短かったので、シリンダー、ピストン共とても良い状態です。新しいシールを組み込み、付属のグリスらしき物をシールに塗ってピストンを挿入。ヤハリ古いシールは痛んでいましたね。いたってスムーズに入って行き、工具無しでも抜き取れる硬さです。

オムスビキャリパーはダストシールがブーツ状なので心配要りませんが、4ポットはダストシールが単なるリング状です。つまりパットが減って、ピストンが押し出された状態のまま、パットを新しい物に換えるとピストンの周りについた汚れを、ダストシールの中に押し込んでしまい、ピストンに傷を付ける原因に成ります。つまり、パットの交換時はピストンの掃除が不可欠な構造です。そんな事も気にせずにパットを色々交換して楽しむと言うのは、チョット疑問です。

ピストンを最後まで押し込んだ状態でキャリパーを取り付け、その後パットを付けます。ホースを配管してエア抜きです。エア抜きの手抜きは絶対にNG。タッチが良くなるまで、頑張りましょう。

今回、14φのマスターに換えたので、僕の大好きなタッチに成りました。

効き具合のチェックはツーリングでのぶっつけ本番に成りそうです。

2007.5.30

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