で、ついでに余計な事。写真で判りますよね。右側のキャリパーブラケットを切断。以前SRでもやった事が有ります。軽やかなハンドリングが欲しいなら、絶対にシングルディスク。地球ゴマを思い出してください。ジャイロ効果が減る事による、ハンドリングの素直さを経験してみれば目から鱗です。二度とダブルディスクには戻れません。バネ下重量の軽量化よりも、ジャイロの軽減の方が、僕には恩恵を感じます。オムスビ一個でも普段は不足を感じませんが、安心材料に4ポットに換えれば十分でしょう。

グラマンの攻撃をヒラヒラかわす赤とんぼ、そんなイメージで造っています。

ついでに、一言。87年までのフォークと88年からのフォークでは、アウターチューブの材質が変わっています。明らかに硬さがアップ。インナーチューブとの勘合部の精度も上がっています。シッカリと対策をしているみたいですね。このフォークはインナーとアウターがべた当たりです。オイルが古くなると、アウターがシッカリ磨耗します。又この構造の為に、オイルの潤滑作用は、一般のフォークよりも高く要求されますので、オイルの選定は重要です。また、オイル粘度がフリクションに影響しやすい為に、うるさい事を言えば夏、冬でオイル粘度を替える必要が有ります。でも、キッチリ整備したこのフォークは、初期動作も良く気に入っています。(陰の声。もっと良いフォークを知らないだけ。)

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