改造の前に

改造って楽しいですよね。自分のイメージしたマシンに愛車が段々近づいてくる。これはやった事の有る方には、たまらない感覚で、病み付きになる原因の一つでしょう。

でも、その辺を勘違いしている方々を時々見受けます。早い話がバルブ周りの整備が出来ていないのにキャブの交換。フルードを替えた事も無いのにパッドを替える。安物オイルでのヒートしやすさを、クーラーを付けて納得している。充電回路の不調を其のままにして、発光ダイオードで消費電力を減らし、辻褄を合わせている。ステアリングヘッドのベアリング不調を、ステダンで誤魔化している。(ア、これは・・・・・・汗。)

その他、沢山有りますよね。スタイル重視で、ライディングポジションがメチャクチャ等もよく見かけます。

電装関係でも、ハーネスの劣化をアーシングで誤魔化したり、バッテリーの劣化をコンデンサーで誤魔化したり・・・・・・・。

まず、基本メンテナンスと考えています。基本メンテをキッチリやって、それでも満足出来なかったら、改造と考えています。此処で改造をしている事は、或る一点(笑)を除いて、基本メンテの上での改造です。基本メンテをしないでの改造は、ある意味危険です。また改造の効果がハッキリと出ません。

僕の改造のスタンスは、改造する事が目的では有りません。乗って(見て)の不満点を治すには、どこを弄るべきか?ですからたとえばマフラーを弄る場合でも理由が有ります。単に換えてみたい、との理由は僕の場合には当てはまりません。

基本メンテが出来ている事を前提としての改造記録ですので、その辺を汲み取って覗いてください。

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