組み上がってから、略700km走りました。気温も低い時期ですので、オイル粘度10W40のクロノを100%で使用しています。

遂、今迄のオイル消費は略ゼロでしたので、チェックを油断していました。今迄は無かったとは言え、5年近く動いていなかったエンジンです。内部で何が起こっても不思議は有りません。特にシール類の硬化は起きている筈です。

で、心配(ツーリング中、汗)になって、帰宅後すぐにチェック。

心配をよそに、写真の通りの消費量。全然減っていません。此れでしたら燃焼室の状態も心配ないですネ。

ボクサーはオイルを喰って当たり前。が、世の中の常識ですが、でも、治せるものなら治したい。

オイル消費は漏れてさえ居なければオイル下がりとオイル上がり。見分けを付けるには、スロトルオン時に白煙を吐くとオイル上がり、スロットルオフ時に吐けばオイル下がりと言われていますが、片方だけと言うのは少なく(新車時はオイル消費が無いエンジン)両方で白煙を吐いているのが実情です。

でも、ボクサーは新車でも消費が有ります。内部構造を見るとステムシールが入っていません。更にガイドとのクリアランスも多め。オイル下がりは確信犯。

12,000km走行時の腰上オーバーホール時に、内燃機関屋さんの薦めで、バルブガイドの交換とステムシールの取り付けをしました。

其れからの走行は20,000kmを越えています。あれから腰上を開けた事は有りません。カーボンの発生もプラグ穴から覗いた限りではとても良い状態を維持しています。

カーボン発生が少なくなると、結果バルブシートのカーボン噛みが減り、バルブの擦り合わせの回数を減らせる事が出来ます。

今回動き出してからも、キャブのセッティングさえ出ていれば、とても落ち着いたアイドリングをしています。

スペアのヘッドを持ってはいるのですが、活躍するのは大部先に成りそうです。

2007.3.30

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