穴あけが終わったら、塗装です。金属と違い塗料の吸い込みは激しいものが有ります。最初からガンで吹きますと、何べん塗っても吸い込んでしまい、なかなか塗膜が形成されません。

そこで最初は、殆ど原液に近い濃い塗料を刷毛で塗ります。こんなに濃いとガンでは吹けませんが、これですと粘度が高く簡単には吸い込まれず、塗膜が形成されます。と言っても目の粗い所はシッカリと吸い込みますので、吸わなくなるまで重ね塗りです。

塗料と言う物はとても面白く、半乾きですと溶剤に溶けてしまいますが、完全硬化をしますと溶剤に溶け無く成ります。

つまりこの状態で完全硬化まで待つのです。待ちが足らないと、その後に塗る塗料で先に塗った塗料が溶けて来て、何時まで経っても半乾きの状態になり、最悪表面だけ硬化、この為内部の溶剤は蒸発できずに、何日何週間待っても触ると柔らかい状態に成ります。良い塗装をしたければ、一に待ち、二に待ち、とにかく時間を掛ける事です。

塗料は1液タイプのウレタンを使いました。

両面隙間無く塗り込んだら、最低1週間はこの状態で待ちます。その後サンディングで面を均し仕上げにガン吹きです。

待ち時間の間に、ターンテーブルの機械加工が出来ますネ。

2006.6.10

NEXT