全ての配線が終わりました。今回は電源トランスが、従来のメーカーと違います。同規格で発注して有りますが、メーカーにより癖が有り、同じ電圧は出ません。また其のメーカーの腕の違いでレギュレーションも変わって来ます。つまり以前の定数は使えないと言う事です。更に今回はトランス結合の時の中間タップを設けてもらっていますので尚更です。
机の上での計算と、実際の電圧の違いは経験した方なら理解できる筈です。今回も予想通り・・。
電流が流れすぎるとパーツを痛めてしまうので、計算上よりも電流の流れない方向で仮組みします。電源ONで素早く要所の電圧を測ります。それでもオーバー電圧の所の可能性(今回も有りました)も有りますので、とにかく手早い事が要求されます。
予定通りの電圧が出ていても、他の所を弄くると其処も変わって来ますので、天秤の上でバランスを取っている様な作業です。
今回は左右別電源でしたので、片chだけ整流管を挿し、其のchだけ調整。決まった所で残りのchの調整が出来ましたが、1電源ですと、両ch同時の調整ですので大変です。
この調整をしていると、電源トランスのレギュレーションが良く解ります。今回のトランスのレギュレーションはとても良好。調整が楽でした。
以前、アマチュアだった頃、秋葉原で抵抗を大量に買っていました。あの頃は店のオジサンも詳しい人が多く、僕の買った抵抗を見て、『この1/5も使わないんだろー。』って笑われたのを思い出します。調整に必用なのを解っているオジサンでした。
雑誌の製作記事をコピー。必要な(雑誌に書いて有る)抵抗だけ買って来ているうちは、まだまだ平和ですね。
この写真は、定数の調整が終わり、発信器とオシロで最終チェックをしている所です。『測定器では音は判らない。測定器なんか使っているから、音のいいアンプが出来ないんだ。』なんて意見も聞きますが、測定結果を理解出来ない人の意見と理解しています。最低限の測定は必要です。毎日の生活はとても元気、でも体の内側では、恐ろしい病気がジワジワ進行。こんな機械は使いたく有りません。
慣れてくると、測定結果で有る程度は音の予想が出来る様に成りますが、あくまで予想。最後は耳しか有りません。
2006.10.26