電源内部です。此れでも何度かのグレードアップは計ってきました。手前中央にある穴はブロックケミコンを外した後です。

同じグレード、同じメーカーでもブロックよりもチューブラの方が良い結果が出た為です。アンプでの結果と同じ結果です。更にフィルムコンにすると益々良く成ります。問題はフィルムコンの大きさが大きく、シャシの中に入れる事が出来ません。

今回ブロックタイプのフィルムコンを見つけましたので、其れをチョイスしてみる事にしました。只同じフィルムコンと言っても、今使っているチューブラタイプとメーカーが違いますので、その辺の確認も必要です。

とりあえず、今回は最近使って好結果を出している配線材への交換をします。

話しが前後しますが、回路を簡単に説明します。オイロダインの励磁電圧は220Vと高圧です。逆に電流は少なくて済みますので、ダイオード整流でなく真空管での整流です。電源トランスは電圧の調整が出来る様にタップを出してもらっています。電圧は260V、275V、290V、310Vの4点です。

此れをチョークインプットで受けますと丁度良い電圧が取れます。

チョーク後にコンデンサー、その後にもう一度チョーク、コンデンサー、電流計、コンデンサーで出力です。

古いユニットですので電流計は必須です。使い始めて、数年で電流計が役に立ちました。励磁コイルのショートです。電流計が無かったら発見が遅れ、痛い目に会っていたでしょう。

励磁コイルは全て巻きなおしています。戦前のエナメルなど信用出来ません(笑)。

2006.11.24

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