取り付け後、2000km近く走り、セッティングも出て来、お気に入りのクァンタムです。

でも、気に成る事が出て来ました。

写真でお判りでしょうか?左右のサスの下側エンドアイ。同じ方向に捩れています。スフェリカルベアリング(ピロボール)が目いっぱい片方に回っているのです。この類のベアリング、使い方として動く範囲の中間近くで使うのが標準。その位置ならどちらにも廻れますが、この様に片側に廻りきった位置では片方にしか自由に動けません。

原因は判っています。スプリングの所為。

コイルスプリングを押し縮めますと、僅かですが回転をするのです。この回転がベアリングを片方に押し付けてしまっているのです。

また、この時、スプリング端と受けの間でフリクションも発生します。

動き易いサスにとって、無視できる範囲かどうか?

対策はスプリングと受けの間にスラストベアリングを入れ、回転を逃がせばOKです。

薄いニードルベアリングでしたら装入出来そうです。

で、このアイディア。僕のものでは有りません。

昔、WPが限定発売したレーシンググレード品にこのベアリングが仕込んで有ったのです。

初めてそのサスの写真を見た時、ヤラレターと思いました。

当時BMのサスはWPに交換済み。ベアリングを装入しようとしたのですが、シートレールとサスとの間隔が少なく、断念したのです。

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