一番の問題は、合うサイズのベアリングが有るか。またプリロード調整ネジに10mmしか余裕が有りません。10mm以内にベアリングの厚みを抑えなければ成らないのです。

ベアリングのカタログを調べると、ジャストサイズが有ります。

早速手配。

ベアリングとスプリングの間に、スプリングの位置を固定するスペーサーも必要です。

このスペーサー込みで10mmですのでスペーサーの厚みは旋盤で削れるギリギリの厚さです。

 

材質はアルミ。肉厚は1.5〜2.0mmしか有りません。こう言うのを削るのは結構気を使います。

このスペーサーと、元々のスプリング受けの間にベアリングを挟むのです。

エンドアイのスフェリカルの動きは結構固いものがります。ニードルの方が軽く動くので、スプリングの捩れはニードルベアリングが吸収する筈です。

組み上げたベアリング。緑矢印がベアリング本体。上下に隙間が見えます。此れがニードルの直径です。耐水性を考えてウレアグリスをタップリ詰め込みました。

 

注)この後、スペーサーはMCナイロンで作り直しました。スペーサーは、僅かですがイニシャルアジャスターのネジ部と干渉します。其のネジを痛めない為の変更です。

詳しくはBLOG(単車日々徒然)を御覧下さい。

 

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