ワイヤーの製作。
キャブのワイヤーには苦労します。CRは強制開閉。つまり1個のキャブに2本ワイヤーが行く。ところが市販のスロットル。オープン側とクロス側とに1本のワイヤーしか出ていない。
どこかで1本のワイヤーを2本にしないと・・・・・・・。
此の辺の苦労は、2号の組み立て中の ここ を見て下さい。
今回は、このメカを其の侭利用すれば・・・・・・・・。
BINGの時は、キャブへのワイヤーを後方に出すと丁度良かった。CRだって平気だろう。なんてのんきに構えていたら・・・・・。
後方へ出すと、ワイヤーはUターンしてキャブへ。異常に長くなってしまう。
最短距離で引くには・・・・・・。
結局作り直しに・・・・。全て新造です。
で、ついでにアイドリング調整も此方で出来る様にしました。
此処で合わせれば、ツーリング途中での調整で、左右が狂う事が有りませんから(ツーリングにバキュームゲージを持って行きたくはありません、笑)。
横に伸びているボルトが其の調整ネジ。タンク下左側に成りますから、スロットルから手を離さないで調整可能。
まあ、ワイヤーの伸びには敏感なシステムに成ってしまうので、長距離を走るマシンにはお勧めしないシステムです。
厚さが厚くなったので、フレームとクランクケースの隙間に入るか・・・・・・?
ホッ。確か設計した時に確認した覚えが有るのですが、何しろ1年前。最近は昨日の事も思い出せず・・・・・・(大汗)。
ワイヤーを作る時にはアウターから作ります。アウターの引き回しが決らない事には、インナーの長さなんて判りませんから。
右側。キャブへはスターターも有りますので3本のワイヤー。
普通、CRキャブをボクサーに付けますと、スターターノブを左右操作する様です。
僕は基本的にスターターは早く戻したい。燃焼室に余計なカーボンを溜めたくないのですね。
ですから、スロットルとスターターを微妙に同時操作したいのです。
そう成ると、左右別々のスターターでは手が3本必要。僕には2本しかなく・・・・・・。
BING時代に使っていたスターターワイヤーを其の侭利用する事にしました。
CRのシングルキャブですと、スターターノブにクリックが有って、ワイヤーを戻してもスターターは戻らないのですが、4連をばらしたので、スターターノブにクリックが有りません。つまり手を離すと戻るタイプです。
僕の使い方にはピッタシカンカン。
同じく左側。此方はスロットルワイヤーがクロスします。アウターの長さを微妙に片側を長くして、お互いの干渉を防ぎます。
燃料ホースは、BINGの時の物が其の侭使えました。これも4連をバラしたお陰です。シングルを使うと片側のキャブは燃料ホースが外側に来るのです。
でも、やり辛い。前に組んだ時、こんなに苦労をしなかった筈・・・・・・・。
前の組み立て風景をHPで確認。ハハ、やり易かった訳です。ワイヤーハーネスが走っていない。
かと言って、ハーネスを外しちゃうのも大変ですし・・・・・・・・。
2010.12.30