エンジンが止まらない。

仮ナンバーを貰い、全て(?)のチェックを終え、試乗兼ガス補給。

5年近く乗っていなかったし、体の具合も判らないでの試乗です。ハタカブに慣れた体は、ステップの位置が判らないし、ブレーキは効き過ぎる(笑)。下り坂で前の車が急停車。後輪ロック。フィギュアスケートをやってしまった。不思議と気持ちは冷静。転ぶ気はしなかった。

で、問題のガソリンスタンド。イグニッションキーをOFFにしてもエンジンが止まらない?キルSWを初めて使って、エンジンストップ。リレーの接点が抱きついたかな?でもイグナイターの電源も切られるのでそんなバカな。

走り出すと、エンジンはいたって好調。段々走り方を体が思い出す。でも、右足は鈍いなー。

帰って来て止めると、やはりエンジンは止まらない。

店の中に入れて(此れが一番心配だった。入り口にはかなりの段差が。)タンクを外してリレーを見ると何とも無い。エ〜〜〜〜〜〜〜〜?

何度かエンジンを掛けて、キーを切る。掛かりっぱなしの時はメーター照明が点滅状態。掛けて直ぐだと止まるが、何度か空ぶかしをしちゃうと止まらない。イグニッションリレーは入りっぱなし。キルSWをOFFにすると、リレーは切れ、エンジンストップ。

悩みましたね。

で、ある症状に気が付いた。エンジンが止まらない時はチャージランプが消えている。ハッハーーーーン。

つまりこうです。エンジン回転が上がりオルタネーターの電圧が上がる。で、レギュレーターへの小型整流器からの電圧も上がる。

小型整流器の電気はチャージランプにパラって有る抵抗を通して、イグナイターとイグニッションリレーへ電気を供給。脈流なので、メーター照明はちらつく。イグナイターもリレーも消費電流は少ないので抵抗の電圧ドロップは殆ど無いし、三相なので脈流と言っても単相の様に電圧ゼロのポイントは無い。

で、リレーもイグナイターもシッカリ作動。イグニッションコイルはバッテリーへ直なのでイグニッションSWを切っても関係無い。キルSWを切るとその後にリレーとイグナイターが有るのでエンジンストップ。

ハーーー、ややこしい。

普通の回路なら、イグニッションコイルもイグニッションSWから電気を貰っているのでオルタネーターに関係なくエンジンストップ。

アイドリングを下げて、チャージランプが点く回転ならエンジンは止まります。

で、又もやキャブセッティング。アイドリングを1000rpm割るようにしたら、問題は出なくなりました。

でも、微妙にチャージランプが点いている回転数では、SWを切った時よりワンテンポ遅れてエンジンが止まります。其の時の止まり方、なんか名残惜しそうに感じるのは・・・・・・・(笑)。

2007.2.28

 

大幅な追記です。

このエンジンが止まらない現象。僕の場合はキルSWで止められますが、ノーマルハーネス(ノーマル回路)の場合はキルSWを操作しても止まらなく成ります。

対処方法はここにアップしました。

緊急方法としましては、キルSWをON(エンジン動作側)の侭、ヘッドライトをONにして下さい。エンジンはストップします。

ヘッドライトにリレーを付けている場合は、止まらないかも知れません。

その場合は、何でも良いです。電装品のSWをONにして下さい(ブレーキランプでも大丈夫)。エンジンは止まります。

更に追記。

ブレーキランプを発光ダイオードにして有りますと、ヤハリ止まりません(悪童氏が実践)。ある程度以上消費電流のある電装です。ホーンでも行けると思いますし、ウインカーでも・・。

2011.6.19

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